1/19 ソワレ@東急シアターオーブ

1回しか観てない上に手元にパンフがないのでレポではなく本当にただの感想文なのですが、すごく突き動かされた舞台だったのでJWが終わる前に初期衝動を記しておきたいな、と。
新感線の舞台は初めてだったんですが、今回の舞台を作家の中島さんが“新感線の王道活劇”とおっしゃっていたので、図らずも王道から入れてよかったなあと思います。観に行ってよかったー。松島担がいなかったら行ってなかったからほんとに感謝!ありがとー!!
てことで舞台の感想めもめも。







物語としては、石川五右衛門を主人公にルパン三世をちょっと歌舞伎風にアレンジしたミュージカルって言えばわかりやすいかな〜?(わかりやすくする気ないだろw)
あらすじは、ある有名なお寺に隠された財宝、黄金の目玉像を盗み出すっていうのが大きな主軸。盗みに入る五右衛門(古田新太)と同じく盗もうとしている猫の目お銀(蒼井優)兄妹、そしてそれを戦いの軍資金とするため狙っている政府の抗争からスタート。政府に雇われた探偵方の明智心九郎(三浦春馬)に阻まれつつお銀が五右衛門も心九郎も出し抜いて見事黄金像を盗むんだけど、その黄金像自体は安物で、財宝の在り処を示す暗号が彫ってあった、と。そこから本当の黄金を見つけ出す一行だけど思わぬ敵が現れ、次第に世界も巻き込んで…?ってところかなー。相変わらずあらすじまとめる能力とかないので気になる人は公式サイトでも見てください\(^o^)/☆ちなみにちょー目にうるさいサイトだから仕事中に開くのはオススメしません\(^o^)/☆ww
舞台全体の感想としては、とにかく派手!ほんっとに派手!出落ちの小道具むっちゃ多いしこれだけのためにこのセットとかばwwwwwかwwwwwwっていうのがすごい多くてこのセットのクオリティで12,500円は安いなーって純粋に思った。
あとほんっとに役者さんすごく動きまわる舞台だなあって。ミュージカルなんだから歌って踊ってアクションしてっていうのは当然なんだけど、殺陣もダンスもそんなにスピードがあるってわけじゃなかったけど観てて全然飽きなかった。
物語は、史実とファンタジー入り組ませることでミスリードするやり方とか結構細かいところが凝っててほー!ってなる場面も多かったし面白かったけど、ただ場面がそう大きく変わらない、というか物語の進みにスピード感はなかったので結構退屈もしたかな…。シリアスシーンはシリアスシーンで良いんだけど、そのシリアスを越えたところに大きな動きがあるわけじゃないから観てても「…へぇ」で終わりというか。そのへんは、物語と言うよりは人物に焦点を当てたお芝居だったなーと。人の心の微細な動き。だからそれを上手く表せる俳優さんを集めてたんだろうなあっていうのはすごく感じた、けど、予備知識がなかったから空間を楽しみに行ってしまった私には少々ねむたいところも多かったです。っていうのが率直な感想。あーでもところどころに挟み込まれてくるギャグはほんっとに面白かったwwww特に追悼シーンの古田さんのショートコントまじで腹筋ねじ曲がるかとwwwww
で、だ。そろそろ長くなってきたのでこのへんまで読んでる人も少なくなってきただろうから本題に入っていいですか確かに舞台はすごく楽しかったけどそのためだけにここに何かを書こうと思ったわけじゃなくてだな。とにかくわたしが声を大にして言いたい感想はひとつ。
みうらはるますげえ。
これに尽きます(^o^)(^o^)(^o^)!!!
あの人何?何なの?バケモノ?わたしは何を観てるの?っていうか、すっごく悔しい!認めたくない!!!!!
って思い続けてる間に一幕おわった。w
ほんとに混乱した。大混乱。ドサクサ妖精((c)まほうじんぐるぐる)出ちゃうくらい。ねえすごいね世の中にはカオが美しくて歌もダンスも殺陣も一級品っていう絵に描いたような天才がいたんですね…自分で書いててやっぱり認めたくない…w
もうそのへんの三浦春馬評は観劇に行った著名人が語りに語り尽くしてるので今さら私がいうことも何もないんですが(ちょっと調べたら絶賛の嵐でやっぱりあれすごかったんだなーと)、個人的に自分がいちばん近いなーと思った感想はクドカンの日記でした。

新感線『五右衛門ロック3』を観に行く。三浦春馬くんの歌&踊り&動きにド胆抜かれた。なんなの?あれは。天才なの?練習したの?天才が練習したの?たぶん、本人的には「新感線ってこうですよねっ!」っていう感じなんだろうけど、なんか微妙に誤差があって、その誤差が面白かった。

もうねーほんっとこれ!
まず、わたしほんと古田さん以外は行く3日前くらいに開演時間確認しようとチケット見てようやく把握したくらいの体たらくだったんですけど(…)はるまくんは前からちょっと好きだったから(ぼんびーめんの役がかわいくて大好きで、それから出てる時は割と気にして見るくらいのれべる)わー出るんだ生で観るの初めて♪くらいの気持ちで行ったんですね。
それでも楽しみにしてたから出てきた!って思った瞬間に双眼鏡構えたんだけど、まずその瞬間に思わず「はぁっ(*´Д`*)」って声こぼれそうになるくらいほんっとーーーーにかっこよくて!カオが!当たり前だけど!w
で、出てきてすぐ心九郎の登場テーマ「謎は恋」を踊り始めるんだけど、その瞬間にほんっとうに度肝抜かれた。えっ?!って思ったと同時に、「このひとどれだけ練習したんだろう?!?!」ってすごく自然に思ったんだよね。もちろんそれは私がはるまくんのことを“動ける人”って知らなかったっていうのもあるんだけど、なんだろうなんていえばいいのかわからないけど、この日のために最上級の自分を仕上げてきました!って感じがすごくしてほんっとに感動したー。ていうかあんなぼてっとした衣装であんなに綺麗に流れるように踊れるものなんだね人間って…。
踊りで好きだったのはさっきも書いた「謎は恋」と、あとは「銃を我らに!」かな?結構重ためのダンス踊ってたのがかっこよくて好きだった。後者に関しては踊りもだけど何がって生歌にびっくりした…これを生歌でやる意味とは…?って見ながら何度も思っちゃったんだけどやっぱりバケモノだろ…。
そー、はるまくん踊りもなんだけどそれ以上に歌がほんっとに上手いんだよね。バラードで聴かせる場面も結構あったんだけど(ていうか25曲中10曲をはるまくんが歌っているっていう事実\(^o^)/)上手い以外に言いようがなくてもう笑うしかなかったわ何ていうかせめて音痴であってくれ\(^o^)/wwwただ、上手すぎて感情はいまいち?伝わってこなかったのかな?技術があるとなかなか崩せないよね。
お芝居の感想は、とりあえずナルシスト役最高ですありがとうございます( ;∀;)
ストーリー的には心九郎の自己愛すらもひとつの伏線になってるわけだけど、無邪気ゆえの自己愛?というか少なくとも防衛のための自己愛とかそういうものではなく純粋なナルシズムがすっごく似合ってた。もう何してもすべての表情と動きにキラッ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜がついてて(これ誇張じゃなく実際SEもついてたwww)、しかもそれが実際美しいから何も嫌味じゃないというか納得いく感じで…何だよそれ漫画か!!!!!(混乱のあまり情緒のないツッコミを)
ひとつ後悔なのは、実際この舞台の中で心九郎は一度大きく変わるんだけど全く想像してなかったからどこかにあったはずの予兆を見逃したことかなあ。このへんネタバレになるから詳しくは書かないけど、心九郎の中にあるものは形がどうあれ正義であって核は善の人だから、多分どこかに何かしらそれを読み取れる表情があったんじゃないかなーと思ってる。
あと印象的なシーンは心九郎とお銀が2人で歌うシーンなんだけど、私が観た光景だと舞台の端と端に立つとき心九郎はお銀を見るけどお銀は心九郎を見ないんだよね。心九郎の後ろめたさかなあ、と少しだけ思った。
そしてエンディング。みんなで頭と拳がんがん振ってる多幸感でいっぱいの舞台エンディングさいこーだった。・゚・(ノД`)・゚・。ロックって素晴らしいですね。・゚・(ノД`)・゚・。
かーてんこーるは3回かな?袖に歩いて行くとき(てか1階後列上手がまじはるまくん的に勝ちでしかなかったからほんと松島担に感謝。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。)はるまくん足ふらっふらになってたんだけど、ほんとに最後の最後までいろんなところ見渡して一生懸命に観客のことを見て手を振ってて。その姿を見て、すごく純粋に、ああ自分にはまだまだ無駄にしてる時間がたくさんあるなーって思いました(どんな着地点だよwww)。はるまくんっていうひとは、観客にとっての公演時間の1分1秒がどれだけ大事かを、すごくよく知っている俳優さんなのかもなあ。
とりあえず初見で気になったところはこのくらいかなー。正直ほんっとーに新感線なんてどうせ大衆向け( ´,_ゝ`)ってゆるーっとした気持ちで観劇しにいってたので(笑)(笑)(笑)、土下座して謝りたいと思いました。これはおたく多いわー。食わず嫌いよくないね、反省。
すっごく楽しかったけど、正直ところどころ眠くてちょっと寝たので(…)見逃してるところもたくさんある気がする。心九郎っていう人が変わる予兆はどこにあったのか、逆に、お銀が変わったことで優ちゃんの演技がどう変わったか、とか、知りたいことはたくさんある。
ので、とりあえずもっかい見に行ってきます(・ω<)☆ 観終わってこれは\(^o^)/ってなってチケット手配するのに3日かからなかった…迅速こそ勝利である。(キリッ
ほんとはチケットかき集めて友達みんなに見てほしいって思ったんだけど、残念ながら27日が東京楽なんだよねえ残念(´pωq`)DVD出たら買うから誰か一緒に見てください(´pωq`)w



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結局どれだけ質が良かろうがわたしにとってはじたんがいるっていう事実以上に価値があるものなんてないから、それがいちばんだったしきっとこれからもわたしのプライオリティはそこにあるんだろう。ただ、どこかで義務になってたのかもなーってなんとなく思った。
久しぶりに、純粋に楽しいって思えることに出会えてすごく嬉しい。やっぱりどうしてもこれが終わったらしばらく踊るはるまくんが見られないんだなーってことに何度も絶望するけど、終わりがわかってるから躊躇する必要もないし、これがなかったら知ることもなかったんだろう選択肢を知れたことに感謝してる。
何だろう上手く言えないけど、わたしはずうっと世界のすべてをひかるくん1人の中に構築しようとしていたからすごくすごく我侭で。許せないこともたくさんあって。でも、世界はそれひとつじゃないって思うだけで、優しくなれる気がした。
世間ではそれを逃げと呼ぶのかもしれないけど、ただ簡単に、道はひとつではないってだけの話で。
もっと簡単に言うと、観たい時に観たいものを見て自分の気持ちに正直にたくさん楽しみたいなーと思います♪ってことで充実の週末がやってくるよー!楽しみ!