9/9 ソワレ@帝国劇場

たったひとつの台詞を聞いただけであんなに泣くことはもうないだろうと思う。
2011年の1月に制作発表がされてから、明確に頭の中に思い描いていた夢は、想像以上に強くこころに響いた。あの小さな体から大きくはみ出す自尊心を疑ったことなど1度もなかったけれど。見逃してる間、思っていたより遥かに、大きく強くなっていたのだなあ。
「DREAM BOYSの」「チャンプの弟として」「帝国劇場に」立つ夢を、この日までに何度見ただろう。言霊ってほんとにあるんだね。去年いっかい諦めたのに、また巡ってくるなんて思わなかった。
やっと会えたナオキ役、ありがとう、いのうえくん。
そんな9/9夜の感想。初日いっぱい見逃してるだろうし間違って記憶してるだろうから補完しようと思ってたんだけど余裕が一切なかった(^o^)ので、ほんとにただのなぐりがき。主語は岩本くんだったり井上くんだったり。ひとり見てるだけでもきゃぱおーばーなのにさすがに頭がパンクした。



開演前

この日は、恐らく座長が「行くぞ!」かなんか言って、みんなで「うぉー!」って声が。声の勢い的に、メインだけじゃないと思う。
この掛け声いいなあ。今年のドリボって今まで見た中でいちばんカメを中心とした“一致団結”を感じられる。今まではメイン3人の三権分立だったものが、カメひとりが頂点であり中心となったおかげで気持ちが集中したのかなあ。例年以上に座長の背中を大きく感じられてすごく好きですこのおしごと。

Act.1

RUMBLEHEART〜Fighting dance

通路から上がってすぐ千賀と短くダンス対決したのがほんっとおおおおおにかっこよかった!あと喧嘩を見てるあいだポールを背にして逆手に持ってるのかっこよかったなあ。どうでもいいけどいつか岩本くんのポールダンスが観たいとおもっています(どさくさ)。
ふぁいてぃんだんす初日見た時より断然かっこよく!なってる!俺たちのふぁいてぃん♪で足ひろげる時のなめらかさ相変わらずほれぼれ〜。上手にある台に足だけでのぼって胡座かく流れがあるんだけど、あの台に足だけで上がれる意味がわからんだろ…!どんな足の長さ!ひかるくんが座ってるあとよいしょって同じ台に座ってくる渡辺くんかわいかったです。

俺にも子供の頃があった

背中を壁につけて立ってる立ち姿がものすごくきれいだった。初日のよーせーさん観て、これを瑞稀ができるかどうかすごく不安だったんだけど、声を聴いたら安心した。びっくりしたっていうより、安心した。よーせーさんほど伸びやかな声じゃないけど、力強い声だった。地面に穴が開きそうなくらいじっと一点を見つめて歌ってる顔がほんとうにかっこよかったなあ。

スタジオ

「いつまで撮ってんだよ!」ってカメラを薙ぎ払う。青ジャケ最初から着てたね(^o^)初日に羽織るところから観てた気がしたのは完全に気のせいでしたありがとうございました(^o^)階段降りるとき、下を指差して笑ってたのすごい嫌な感じだったな。
ここ暗闇になる前にいわふかで小さく打ち合いしてて、お互いメンチ切って肩押して離す!みたいなことやってたと思うんだけど相変わらずカオ近いですね(^o^)
で、ここでナオキが出てくるんだけど。「またモメたの?」っていう、ひとことが。深く沈んだ、精一杯の反抗が。
あの声を聞いた瞬間、眼の奥で何かがぱちんって音を立てて切れた。涙が溢れ出てきて、肩の震えが止まらなかった。ナオキやるところ、ずっと観たかったけど、かわいいだけだと思ってたのに。
初日に見たよーせーさんのナオキは素晴らしく、これと比べられるのかってものすごく不安だったんだけど。客の私が不安がってる場合じゃなかった。自分のダンスに絶対のプライドを持ってるところがずっと好きでいるけど、この子が負けたくないのはダンスだけじゃなかったって思った。
デキる子じゃなくて良いけど、一般的に見て何が劣ってたって、誰が負けてるって言ったって、1つだって負けを認めないで。井上瑞稀のポジション、ぜったい誰にも奪わせないでほしい。
この場面ですごむナオキ、本当にかっこよかった。ぷんすかぷんしてはけちゃう背中はかわいいだけだったけど(笑)。
背中に表情が出るようになったらな。また全然ちがうんだろうな。まだまだ背中は頼りないまま。あっというまにおおきくなるんだろうなあ。
岩本くんの背中をいつ大きくて頼もしいと思うようになったのかはいつからかな、もう忘れちゃったな。そうなった時を確かに観てたはずで、そんなに前じゃないのに。
ってわたしここ感想になってないネ(^o^)★
とりあえずイワモトがナオキの頭をくしゃくしゃって撫でた瞬間にいろいろふっとんだ。ナオキ役は悲願だったけどその上みじゅひーパラダイスだなんてやっぱりわたしが亀梨くんの代わりにロスマイの棺桶に入るべき( ;∀;)

ユウタのジム

みんなが倒れたあと、イワモトがフカサワの肩おさえなくなってた。初日のあれはなんやったんや…!期待させといてやらないのよくない(^o^)

Knock Down!

出てきてすぐ、ピルリットっぽいことやったのがほんっとおおおおおおおにかっこよくて!!!!!!あの身長で手をつかずに捻れるのほんと感動する〜跳躍を伴った動き本当にきれい。やっぱり今回のドリボはダンスもだけどアクロが光ってるな〜〜〜って思う嬉しい。この曲とロスマイとShow Time思い起こすとどれだけひかるくんがオールジャンル踊れるのかわかるし、多彩さに惚れ惚れする。この日のロンバクもすごいきれいだったし、何度観ても下手でのれいばんばん♪の膝が…。この曲のひかるくんの足ほんとに完璧。
今回のっくだうんにチケ代だと思ってるしほんっとに楽しみにしてたんだけど、ねえ何で誰もこの曲ナオキも踊ってるって教えてくれなかったんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん\(^o^)/
ひかるくんが上手に移動した時に、ふっと視界にきらきらしたダンスの片鱗が見えて、えっ!と思って視点を移動したらオレンジシャツにデニムのナオキが踊ってた。ものっすごく、きれいだった。
何にも覚えてない。そこだけ切り取ったみたいに、静かに踊る姿に音が消えた。半分しか観られなかったの残念だな。いちから観たい。ここまでどっちも観たくて潰れそうになったのははじめてだなあ。えびの代々木は躊躇なく瑞稀を観てたし(…)。

試合

(去年も含めて)はじめて入ってくる扉の近くで入れたんだけど、イワモトがどこを見てるかわからなくて、でもすごく酔った顔してるのはわかった。何に酔ってるんだろう。強いものの近くにいることで心酔できるものって何?まるでその歓声を受けているのは自分であるようなカオをしていたけれども。
試合を見てる間、最初は笑ってたカオがどんどん強張って、「しっかりしろよチャンプ!」って叫んでるカオがなんだか、イワモトがチャンプに負けてほしくないのは、己のためだよなあと思った。ひとに預けた自尊心は、脆いよね。
今年のイワモトのことは、よくわからない。好き嫌いで言ったら去年のほうが好きだし、良い悪いで言ったら去年の何倍も良いと思う。
しかしここのナオキが一切演技してなくてわろたわ(^o^)昔からそうだけどモブになると一気にただの小学生になりますねいのうえくん(^o^)

ちけっとこんと

ひ「チケットあった。はい」
マ「これビスケット!ぼっちゃんこれあげるわ」
ってここでビスケットもらって食べる真似するいのうえみずきかわいさのかたまりヒエーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ノ;∀;)ノ!!!!!!かわいいかわいいかわいいかわいい小動物にもほどがあるぴええええええええん(ノ;∀;)ノ
マ「ちゃんとチケット出して!紙のやつ!はやく!」
ひ「待って!チケット出すから!待って!待って!待ってよ!待って!あった、はい」
マ「これカセット!もう!ここはチケットないと入れないのよ!ちゃんと席に座って!」
ここでまたでっぱりにちょこーんと座るひかるくん…もうかわいくていやだ…だからそこほんといわもとひかるの指定席に…。
マ「もう!なにやってるの!いけない始まるわ、あなた早く出ていきなさい」
ひ「わかった!この会場からは出ていくけど…マダムの心からは出て行かないぜ☆はっはっはっ」
突然のむだなダンディズム。

キューブ

フカサワと話すシーン、「これは俺の仕事だ!」って怒鳴ってからの「心配すんな」だったと思うんだけど、「これは俺の仕事だ。…心配すんな」ってひとつに続いてた。心配すんな、のところで背中ぽんって叩くんだけど、この心配すんな、のニュアンスだと岩本くんに対する心配に聞こえるんだよなー。
初日のほうは、「(ちゃんとチャンプの仇は取るから)心配すんな」かなって思ってたんだけど、あの言い方だと「(俺は大丈夫だから)心配すんな」かなって。脚本の意図がどちらかはわからないんだけど、「おまえひとりでかっこつけてんじゃねえよ」っていうフカサワの台詞を、後者のほうがちゃんと受け取ってる気がするから後者のほうが正解なのかな。個人的には前者のほうが好きですが。

ろすまい

ボックスに入ってるのよく確認できなかったんだけどひかるくんにしてはちっさい?横顔みえたんだけどぼけっとしてたからまた確認する…けど次みえるかなあ2階なんだよね。
この歪んだ景色の中〜♪の一連の流れ何度観ても好きだなあ。動きと動きの間に境界がないところが、好き。
下手に移動したあとのアニメーション何度観ても飽きないし大好きなんだけど、この日アッサンブレ・バッチュで跳んだ…!(前からだったらすみませんっていう)意識してバレエの動き入れてるなあっていうのは思ってたんだけど、あんなに大胆に入れてくると思わなくて本気で震えたし泣くかと思った。いやわたしバレエに関してほんとに知識ないから全然見当はずれなこと言ってるかもしれないけど(^o^)やっぱりロスマイ大好き。ダントツで好き。岩本くんが岩本くんらしいまま踊りでその瞬間を支配してるのほんとに好きかっこいい。
相変わらずピンスポのところはととととってステップ踏んでたからあの部分はフリーじゃないのかな?見た感じ初日と同じだったんだけど。指揮棒持ってからのダンスはほぼ間違いなくいわもとひかる監修の振付だと思ってるんだけど(とか言って違ったらアレすぎるけど〜!)、この部分はどうなんだろう。フリーなんだったら嬉しすぎる。

バンジー

今さらだけど、古代から伝わる中国の雑技…こんなことをあなたにさせなきゃいけない私を許して…!的なマダムの台詞が完全に意味わからんすぎる。
ここ、登場した時に阿部くんは正面をキッと見てるんだけどひかるくんはちょっとだけ俯いてるんだよね。この時の、帽子で隠れたカオが、全てを拒絶してるみたいでものすごく好きだなって思う。ひかるくんの踊り初日よりだいぶ好きだったけどやっぱり物足りんなんで…。この場面は2階で観るほうがいいな〜。

乱闘

「うるせえ!」ってワタナベを突き飛ばして、「ついてくんな!」ってミヤダテを蹴り飛ばして、「お前ら絶対ついてくんな!」
ここみてると、イワモトもまた、仲間を背負ってるんだなーって思う。でも、イワモトだけの意志じゃないし。イワモトだけの怒りでもないし。ここで独りを選んでしまったことが、イワモトの最初の間違いだよね。誰も巻き込めないと思うなら、少なくともそれが皆にとっての正解じゃないって解ってるなら、周りの手をとることも大事だったのにね。とか思いながら観ると、色々感じる部分がある。

逃走

今年のイワモトは狂気じみている、って初日見たとき思ったんだけど、なんだろーうまくいえないけどこの日は、このひと折れちゃったんだなあって思った。
チャンプが負けたとき、イワモトの中でいろんなものが折れてしまったのかなーって。親も兄弟もオンナも捨ててなりたかった像はそんなものだったのかって、現実を受け止めきれなくてカズヤに転嫁させたのかなーって。悪夢の源泉として。だからチャンプへの復讐ではないなと思う。
去年も「この人殺しが!」って叫んでたっけ?その時点で、ああ違うなーって思ったんだよね。だってチャンプ死んでないし(笑)。その矛盾もだけど、チャンプを尊敬して敬愛した結果の復讐なのであれば、恨むべきはそこじゃなくて「卑怯な手を使ったカズヤ」でしかない筈かなって。
今年のイワモトには正義が感じられないのだけど、そこがすごく良いなあ。吉良役を経てからひかるくんの悪役も変わったね。
みじゅくんの話。
ナオキがイワモトを刺してしまうシーン、すっごく良かった。よーせーさんの時は刺す時のタイミングが全然合ってなくて、イワモトがナイフに自分から突っ込んでいくみたいになっちゃったのが残念だったんだけど、今回はすごく呼吸があってて、難しいタイミングもぴったりだった。よーせーさんの方も呼吸合ってきてるのかな。観たい。
そのあとに、「うわあああああああああああああああああああああああ」って叫ぶ叫び声が、本当に素晴らしかった。ああもうこの子はいつの間にこんなに何もかも飛び越えて。演技する子になったんだろう。今しかできないもの、観られてるの、ほんとにうれしい。倒れて咳をするところも素晴らしかった。
一幕終わって、しばらくその場から動けなかったくらい、あの叫び声が耳にこびりついてる。
フカサワがイワモトを介抱するところは体制が全然変わったね。正座してきちんと頭のせてたのが、片膝立てて片膝に頭のせてた。移動しやすいようにそうなってるんだろうけど、初日に観たフカサワが優しく髪の毛を包んでる手が好きだったのでものすごく残念…。フカサワが片膝立てたまま前のめりになってるのもだし、一生懸命おてて握ってるサクマもふたりとも割と目にうるさいですね(^o^)あのシーンの静かな狂気が好きだったので雰囲気かわりすぎてとても残念です(^o^)
なんだろーな、うまく言えないんだけど、些細なシーンでも楽しみにしてるし考えも巡らせてるから何で変わったのかわからない変化は好きじゃない。あの静かな美しさをとても楽しみにしてたから、ちょっと損した気分。うん、わがまま。知ってる。

Act.2

ばっどり

カメに肩を持たれてる時の伏せられた目線がものすごく好き。えろい。
あとここのロンバク(ロン宙だったっけ?)やっぱものすごいきれいな〜。メモに背中合わせって書いてあるんだけど何のことかワカラナイ要確認。

ユウタの病室

最後にユウタの青いグローブぎゅってカオにあてて走っていくナオキがせつなすぎてつぶれた。ほんとに、みじゅくんのナオキはただただせつない。ここでみじゅくんのナオキとはおわかれ。しかしたまちゃんとみじゅくんの兄弟設定あまりのふわふわさにドリボそこだけファンタジーになるね…!

ランブル

ここ、イワモトはアベの手を払ってしまうわけだけど、ここのイワモトの気持ちがほんとうにきになる。自分が悪いことをしたことを、自分だけが知ってるっていう、気まずさかなあって思うんだけど、どうなんだろうね。
イワモトって結局、ジムのシーンを見るからにみんなのリーダーでみんなのことを背負ってるひとなんだよね。そのひとがカズヤにナイフ向けたっていうのは少なからずチームにとってはショックなできごとだろうし、イワモト自身も情けないって思ってるんだろうなーって。それを知らずにイワモトの帰還に安心するメンバーを見た時の、イワモトの気持ちってどんなんなんだろうって思って。歩けるくらい回復してるんだったら、仲間たちがイワモトの話を聞く機会がなかったわけじゃないと思うんだよね。それでもずっと話せなかったのかなって思うと、マダムと咲保さんにちゃんと話しなさいって言われたのかあとか。
罪に対して罰が存在しないといけないならば、信頼関係の崩壊がイワモトにとっての罰だと思うから、あそこで自分はちゃんと悪いってわかってるカオしてるのはいいなーって思う。ナオキの心臓が間に合ってほっとしてるような、でも複雑なカオをしてるのは、その事実がチャンプの死を確かにしてしまうっていうのもあるのかなーなんて。
今年のイワモトは難しいなあ。わたしに読み取ろうという気持ちがないだけかもしれないけど(笑)。まあ今年はただ楽しく見ています。あまりいろいろ考えてない〜それも楽しくてワルクナイ〜(^o^)

フィナーレ

ひかるくんが玉森さんのフライングキャッチするとき、宮田の時は足を掴んでたんだけど玉森さんはタイミングが合わなくて両手を支える形になったんだけど、玉森さんの広げた両手にひかるくんが指をからませて向かい合った瞬間ふたりしてふわっと笑ったのあれなんだ萌えしかないだろ!!!!!!!!!!!!!!帝国劇場が一瞬にしてお花畑だろ!!!!!!!!あれ!!!!!!!は!!!!!!!!!!(バンバンッ たまひー…イイネ…
走れ、この瞬間を、で手をぎゅって掴んで笑うのが好き。歌いながらちゃんと“この”瞬間を思ってるんだなーって思えるから。わたしが見てるのはいつだって瞬間でしかないけれど、その時にその瞬間をちゃんと掴んで大事にしてくれてるのすごく嬉しいです。
わたし09のドリボが大好きなんだけど、あの頃のひーくんは多分、こういう感情を込める(ように、見せる)歌い方、恥ずかしくてしなかったんじゃないかなって思うの。センターに立った今、そういう風に自分が込める思いをきちんと形にできるようになったことがすごく好きだなあって思うし見ててよかったなあって思うところ。
やっぱり大階段のいちばん上、いいかおしてるなー!

Show Time

どこだったかな〜スワンやったとこがあってすごいきれいだった。
初日は正直、インスト以外のところはあんまり踊らないからもったいないなあちょっと残念って思ってたんだけど、わなびのひかるくんがびっくりするくらいキラッキラしてて、ほんっとにキラキラしてて、久々にアイドル!なところ観られたの嬉しかった。なんだかんだアイドルきらきらしてるひかるくんが好きー。
最後のキメポーズのところで肩おもいっきりべろーんってはだけてたのにはびっくりさせられたけど!
どんどんアイドルとしての魅せ方に躊躇がなくなっていくなあって思う。表情は乏しいし、踊りも地味だし、特徴ないし、でも実は色々できます、だった子が、振り切っていくようになるのを観てるのほんとーに楽しいな〜。
ところで昼公演はカテコにナオキいるのかな。今週末ようやく昼公演に入れるから楽しみにしているのだけどナオキの出番は違わなさそうだなー。
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