4/8 初日@日生劇場

☆岩本ひかるくん19歳記念あんけーとやってます☆
春の踊りはよーいやさー!
ということで、改めまして滝沢歌舞伎2012、無事に開幕おめでとうございます。
今年も恒例の日生詣で!初日からおじゃましてきました。日比谷の桜も見事に咲いておりましたね。桜といえば、大学はもう入学式おわってるのかな?おめでとうございます(このふわっとした感じ…)。雑誌を読むと、こちらが思っていたよりずっと明確に、大学っていう場所に進む意味だとか進んだ場所でどうするかのビジョンがあっておどろきました。何かもうあのひとなにもの?どの分野でだったら欠点がみつかりますか?(笑 うしかない)
そんな中、日生劇場の舞台には、心機一転のこの時期に舞台人としても新しく挑戦する姿がありました。
なんかねーもうどうしたらいい?どんなことばならふさわしいんだろう?とてもじゃないけど軽薄なことばじゃかたづけられない。
初日だし、目も耳も五感全部がいそがしいたきざわかぶきだし(笑)、メモを取るつもりでいたのだけど、諦めた。見ること以外に神経を使うことが、もったいなかった。
ので(笑)、れぽじゃなくてかんそうぶん(ってこれ割といつも〜!)。詳細れぽ求めてきた人はゆーたーん☆
ほとんど何もおぼえてないけど、初日見た時の気持ちは残しておきたいので自分用のめも的なやつ。続きからはネタバレです。主語がないところは岩本くん。



流れとかまじで覚えてないけど(笑)、いちおう幕割ごとに。

第一場 OVERTURE

例年通りのスクリーンにシルエットが出てくるところから。ひかるくんたちは3組め?上手寄りに出てくるシルエットでいいのかな。で、ぱんふの写真と同じ順番で立ってた気がしたんだけど次見て確認する…。
そしてざざーっとA列前登場。衣装は白ジャケットに黒パンツ…だったかな?顔しか見てないから覚えてない(…)。例年センターの上手寄りだったけど今年は下手寄りでしたね。髪型すごい落ち着いててほんっとに顔がかっこよすぎて!滝様の声でひとりひとり名前呼ばれるんだけど、ごとうひろみ、の次がいわもとひかる、で感動した。2番目に呼ばれるって凄いことだなあ。

第二場 OPENING

春の踊り

青基調でシルバーのラインが入った和風衣装。舞台奥の櫓を動かすときの位置も全然変わってないけど、掛け声かける時の顔がぜんぜん違って、気合い入れて叫んでるのがすっごくかっこよかった。例年ここは気合はいってて大好きだけど、誰かのお手伝いっていうよりは自分が主体でやってる顔だなーって。頼もしかったです。
そして髪の毛、右側ピンで止めてるのがちょう〜かわいい><大好き><

いにしえ

衣装きいろかな?下手。去年も一昨年も、ここで毎回下手の袖見て笑ってるのがデフォルトで、なんでなおらないんだろうなあって思ってたんだけど、今年は最初から心配すらしてなかった。すごくいい表情で最後まで踊ってて、嬉しかったなー。
あ、でも、しょぎょーむじょー!だけ全力で歌うところは変わってなかった><wwwwwwひーこのいにしえ基本的にしょぎょーむじょーがクライマックス><wwwwwwwww
後ろに向かってステップ踏むところのつまさきが、ほんとうにやわらかくてこのひとの踏むステップが大好きだなあって改めて。

口上

ようやく!最初から口上を!言わせてもらえたよ!!!
初年度のすぐなくなった限定口上から2年><うれしい><><><
初日の口上は、すでにうろおぼえだけどw、「滝沢くんの舞台、今年も出させていただいたからには、一生懸命がんばります。これくらい?(両手で大きさを表現して) いや、もっと、いやもっ、いわもっと!岩本ひかる!」
いわもっといただきました〜〜〜〜〜( ;∀;)!これくらい?ってしてるときがほんとかわいかった〜〜〜><ひかるくんの口上といえばいわMOTTO〜のいめーじが未だに強すぎるけど、今年どこかで聞きたいな〜。

第三場 滝沢秀明「乱」十役

よーせいさん上手、みじゅくん下手登場してちびぷりちゃんたち歌。ゴーハート?かな?って歌詞のところでみじゅくんが胸を叩いたのがすっごい好きでした。ギンガムシャツかわいかったなー!
ひかるくんはとりあえず信長のところで黒装束の殺陣。跳んで斬るのがいっぱい見られてほんと嬉しかった(´;ω;`)ひかるくんやっぱり跳躍がきれい。
今年は新選組いなかったよね?浅葱色の隊服好きすぎたから結構ショックであった。
そして、忠臣蔵。今年の配役は、吉良上野介が岩本くん、浅野内匠頭が阿部くん。
今年の吉良は誰がやるんだろうと思ってたけど、出てきた瞬間に本気で心臓が止まりかけた。
いろんな吉良を見てきたけど、見たことない吉良だった。びっくりしすぎて演技として突出したものが見つけられなかったのがすごく残念だったけど(こちら側の見る姿勢の問題)、内匠頭を斬る前の笑いがすごく岩本くんらしい狂気の表現だった。ひかるくんにとって、悪は快楽なのかなあ。それとも快楽が悪なのか。
名残惜しいことよのう、の台詞を最後に内匠頭を斬るんだけど、それ自体がもう狂ってるよね。すべての希望を根絶するひとこと。この言葉に何を考えるのだろうなー。
ここがいちばん、次早く見たい。成長するところがすごくたのしみ。
そのあと、吉良と大石内蔵助の戦いかと思ってたんだけど、白い着物で扇子持って踊るところで出てきたのびっくりした〜。これも下手だったかな。去年、ひかるくんこういうの似合いそうなのに、って思ってたところだったから、見られるなんて思ってなくてすっごい嬉しかった。綺麗だったなー、やっぱりあの人、舞ってる時がいちばんきれい。

第四場 NEW MASK

赤い仮面つけて髪型まで隠されて体型もわかりづらい服着たじゅにあたちが出てきて、滝様からじゅにあ担への挑戦状すぎて笑った(笑)。
仮面つけてても、ひかるくんがいない、ってことも、いる、ってこともすぐわかるのは嬉しいなーと思った。なんだかんだ、出てきた時からやっほーひかるくんって感じで(笑)疑いなく見てられたんだけど、さすがにこれだけ自信満々に見ててちがったらどうしようとは思ったから最後に顔出したときひかるくんでほんと安心した(笑)。

第五場 変面

今年は無限の羽じゃなくて卒業になったんですね。無限の羽踊るひかるくんって結局09滝コン以降ずっと見てないからそろそろ見たいな〜。

第六場 太鼓

太鼓の中にいないから、なんでいないんだろう><って焦ってずーっと探してて!何度探してもいないし、えええなんでなんでなんでって思ってきょろきょろしてたらドラムセットが視界の端に入って、そういえば今年のドラム誰なんだろうと思って目線を動かしたら。
ひかるくんでした。
一体なにがおこっているのだ歌舞伎。
ひかるくんが掛け声叫んで叩くところから始まるんだけど、しょっぱなから声ひっくりかえってるし音がたがただしほんと緊張がすっごいつたわってきて切り刻まれそうで死ぬかと思った。あんな重圧の中で叩くとか、すごいなあ、期待されてるんだなあ…。
わたしは楽器のことは全然わからないけど、後半すっごいかっこよかったようううう><
ドラムもともとできたのかなあ。このためにやったのかしら。どちらにしろ、ひかるくんが言ってた「逃げない」って言葉を思い出しました。

第七場 DANCE

REVENGER

前半は今年、後半は去年のほうが好き。人数そんなに変わったっけ、後半すごいすかすかに見えてしょんぼり。あとは、やっぱり、私にとってこの曲といえばの存在が、ことしいないことばかり考えてしまった。同じようなフォーメーション、同じ振り付けだっただけに。やっぱりあなたの穴は埋まりそうにないよ、幸宏さん。
スポット当たるところ、今までよりずっと丁寧に細かく踊ってるなあと思った。大きなアクロは全編通してやってなかったと思うんだけど大事とってるのかなー。去年上手だったのに今年は下手で踊る時間のほうが多くて変な感じ。毎年そうだけど、やっぱり初日は状況把握するのにいっぱいいっぱいで踊りの感想にまで頭がはたらかないなあ。

第八場 滝沢一座

滝様の白塗りお手伝いする黒子誰だろ〜って思ってたらあああああああ、まさかの渡辺!!!初日はまだまだぎこちなかったけど、アドリブつっこんでくるようになってるのかな〜ほんと次の観劇たのしみ。
今年は水を使わないので辰福のお掃除シーンがなくて神山さんと濱田くんとかが喋ってた(と思う)んだけど、この時ずっと滝様白塗りの後ろでじゅにあっこたちが楽屋のテイで小芝居してて( ;∀;)目が足りないいいいいいいいいいいみんなかわいいいいいいいい><
ここ最初ずっとひかるくんが見つからなかったから、いないのかなーって思ってたら途中からいた。あれ多分りべんじゃー終わりに準備できた子から出てきてるよねwかわいいw
青い着物着て、帯の結び方を試行錯誤してた気がする。はーかわいいかわいいかわいいほんっとかわいいここ〜〜〜><ここもたぶんみんなアドリブしだしてるよねそろそろ。早く見たい〜
ここは割と上手側にいたかなあ。

少年 WITH LOVE

松屋は関西4人。若旦那重岡さんと番頭あきと、辰福の役が神山濱田、ってびっくりするくらい予想通りだったw 重岡さんの若旦那すばらしい。
ちなみにみじゅくんが赤星十三郎から南郷力丸になっていた。涼くんが安定の利平wみじゅくん、声低くなってきたね。ちょっと声出すのつらい時期に入るかもなあ。思ったより早かった。

娘道成寺

ひかるくんとみやちゃんが、去年松福?がやってた滝様のお手伝い。堂々としてたなあ。

八百屋お七

浄瑠璃の黒子の役を、いわだてでやってました。
娘道成寺で、坊主にいない、って気付いた瞬間に、浄瑠璃の黒子が頭をよぎって。もう、変に去年や一昨年の流れを知ってる分、そのあとどうなるかを知ってるから、変な汗がすごい出てきて大変だったし><
この日、始まる前に辰巳担おねえさんとお茶してるとき、ちょうどここの話してて。さすがにあれは福ちゃんじゃないと無理だと思うから、きっとじゃっくさんだよね、みたいな話をしてたんだよね。福ちゃんが初めてここの黒子やった時の話とか思い出しながら。09のお城だったかな〜?最初はプロの人がやってたんだけど、途中で福ちゃんがお手伝いのひとりに加わって、界隈ざわついたのすでになつかしい。あの頃まだ、ふぉーゆーはまどで、あんな大事な出番を任せられるなんてすごいって風にみんな盛り上がってた。だってそれまでプロがやってたところなのに。Jr.が信頼してもらって、途中から加えてもらえるなんてすごいことだった。それが歌舞伎になったら松福になってて、すごいことだなと思いながら見てて。
そういうの見てきたから、なおさら感慨ぶかかった。
なんかもう、全然余裕がなくて。宮ちゃんがすごく、贔屓目かもしれないけど去年と比べても遜色ないくらいに完璧にやってたから、尚更。ひかるくんはすごくいっぱいいっぱいで、泥臭くて、ぎこちなくて。
その姿が、死ぬほどかっこいいと思った。
ドリボでも革命でも、これが天井って思うようなもの見せてもらってきて、そのたびに想像以上のもの見せてくれるひかるくんのこと本当にすごいなあって思いながら見てきたけど、その分、いつ自分がそれに慣れてしまうのかすごく怖かったんだけど。
全然、もっと上まで挑戦してるんだなーって。必死にやってるんだなあってわかって、それが全部いままで積み重ねたものの上にあって、その道を見ていけることがすごく嬉しいです。
目の前の壁が高ければ高いほど、最高の景色みせてもらえるんだろうなー。
ただうまくいえないけど、櫓で赤い布をぱたぱたさせて仰け反る時のひかるくんの反らした首がすごくすきだったから、ちょっとだけ寂しくて。上に行くっていうのは、今まであったものから遠ざかっていくでもあるんだなあって思って、せつない気持ちも半分くらい。

第九場 滝沢歌舞伎

はじまってすぐ、佐久間と山本のダンスがあって、佐久間が上手登場、山本が下手登場。たまたま佐久間の登場位置が割と近かったのだけど。
ものすごく官能的で、びっくりした。あんな表現力のある人が、ひかるくんの同年代にいたんだって、いやお前いまさら何言ってんだって話だけど(笑)、でも、衝撃的だったんだよね。すごいねえ、あんな色っぽく踊る人だって、知ってたつもりだったけど全然知らなかったんだなあ。
屋良さんが演ってた役は、重岡さん。すごくろまんちっくな青年に見えた。素敵だったなー重岡さんのこの役。
ひかるくんは後半登場して、割と上手かなー。
なんかやっと、ここで、見たことあるひかるくんが戻ってきたと思って。ずっと実感なくて現実味がなくて、頭まっしろで、何も記憶に残ってくれなくて悲しいくらいで逃げ出したかったんだけど、ここでぶわーって涙が出てきてもうどうしようもなかった。
奥のほうで、垂れてる蜘蛛の糸に顔をしかめてたような子が。絡まった糸見て吹き出しちゃってたような子が。舞台の前の方で、誰にも被らない位置で、見得切ってて、その顔があまりにも凛々しくて。泣くしかなかった。
ここで幕が降りて、一幕終了。

二幕

申し訳ないけど、二幕はちょっと他の人に関する感想が書けそうにない。ので、ひかるくんのことだけ。
ちなみに配役は、
捨十:桐山、治団:重岡、黒影:濱田、赤影:神山、コロク:山本、八郎太:江田、藤原秀郷:岩本、豊田坊五郎:佐久間、兼盛:宮舘、帝:渡辺、安倍晴明:阿部
以上が役名把握できた分。あとは、治団のチームに余城っていう役名で健翔と、役名わからなかったけど大河。
大河と健翔が本当に素晴らしかったのでここはのちのち何かしら書きたい…!
ええとまずは。
秀郷役、大抜擢、おめでとうございます。
ものすごくむずかしい役だと思うし。これまでひかるくんがやってきたもの積み重ねてきたものだけじゃ足りないようなもので。逆に言ったら、今までがそれこそほんとうの意味での役不足だったのかもしれないけど…とうとう、追いつけないような役が与えられたんだなーって思います。
初見の感想としては、ただただ、優しい秀郷様だったなあ、と。
出てきたときに、目が少し潤んでるように見えて。将門を諭す感情がこもった結果そうなったんだと思うと。なんて優しい人なんだろうって思いました。
配役だけ知ったときは、ひかるくんがどういう話し方をするのか全くイメージできなかったんだけど、今までにない発声で、聞いたことない声で、声ひとつ出すにもすごく考えてるんだろうなって思ってすごいなーって思った。
秀郷様が将門の味方をする理由が2年見ても私にはよくわからなかったのですが。
なんとなく漠然と、戸塚さんは将門の先に見える場所に己の夢を託してるのかなあと思って、越岡さんは戦いでしか生きられない将門が哀れで可哀想だからかなと思っていて(当然のことですが妄想です)。戸塚さんは夢、越岡さんは寂寥、って感じで、どちらもすごく、儚かった。
雑誌でひかるくんが秀郷様のことを正義って表現したのが結構びっくりで、善人だとは思ってたけど正義だとは思わなかったから、ああ正義なんだって思って。
そうやって見たら、ああ表裏一体なんだなーって思ったんだよね。今年の将門は、自らの正しさをあまり主張しないというか、ほとんど前に出さない存在で。でも将門にも信念があって、夢があって、戦う理由があって。秀郷はその代弁者なのかなーと。将門が表に出せない部分を、秀郷が担うから、やっぱり正義なんだなあと。
ずーっと秀郷を見てて、秀郷が最期を迎えたあと、誰もいない空間を見てたら、目に影が焼き付いてて。目を閉じても、開けても、くっきり秀郷のかたちが残ってて、それだけ強い光の当たる場所にいたんだなと思って。
胸がいっぱいになりました。
ラストの殺陣に出られないのは残念だけど、そのぶん今までとは違う表現で最後にかかわれるのはありがたいことだな。
最後のWITH LOVE、今まで以上に晴れやかな笑顔で踊るひかるくんがいてすごく嬉しかった。どんな人を演じても、この曲を笑って踊るって決めてるひかるくんが、相変わらず大好きです。
想像していた以上に役割が大きくて過酷な1ヶ月だと思うけど、どうか怪我なく無事に、最後まで。次の観劇が楽しみです。
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