09/25 千穐楽@帝国劇場

無事に幕が下りました。
いつもより少し長めに、目を細めて前を見据えたあと、一気に、振り下ろすみたいに下がったあたま。とてもきれいなお辞儀が、最後に見たすがたでした。ひかるくんが、あんなお辞儀するとこ見たの、初めてだよー。今まで見てきたなかで最っ高の一礼だった。かっこよかった。
全38公演の中で私が見られたのはたった5回だったけれど。最初から最後まで、ひとつの隙もない完璧ないわもとひかるを常に見せてくれました。どんなことばであらわしていいかわからないくらい、胸がいっぱいな3週間でした。
この立ち位置にひかるくんを置くことを決めてくれた人、ここにいたるまでの道を作るのに関わってきた全ての人たち、そして何より、ここまで頑張ってくれたひかるくん自身にはどれだけ感謝しても足りません。
ラストのあの顔見られたことはわすれない。わすれられない。こっち側もそうだけど、それより何倍もひかるくんのこのお仕事に対する想いが強かったんだって、そのことがすごく伝わってきて、それが本当に嬉しかった。ひかるくんの中に何か大きなものが残る、そんなおしごとにずっと出会いたかったんです。
胸の中があふれかえってくるしくて、なかなか頭の中に残せてないけど、とてもしあわせな3時間だったからがんばって覚えてるところだけでもめもめも。(ついったーに書いたものとほとんどかぶってるかも)
09/25 18:00〜
2階XB列 上手より



おーばちゅあ、いつもはひとつひとつを確かめるように踊っていたから特に気になったんだけど。何かこの日はテンポが速くて、あれっなんか急いてるなあ楽だからかなとか思いながら(ひかるくんがダンス急いちゃうときは次のスタンバイに意識がいってるか緊張か大抵どっちか)、捌けていくのも今日はなんだか早いな乱れてるなって感じつつ見送って、最初の幕が開いたら、ひかるくんがいた。夢かと思った。
びっくりして慌てて双眼鏡を覗き込んだら、すっごくすっごくいい表情をしていて、このきらびやかな始まりの時にひかるくんが揃ってる光景を見られたことがすごくうれしかった。
こーきがひかるくんをすごく優しい目で見てくれてたのも嬉しくて、そのあと振り返ったひかるくんの顔がぱあって効果音つきそうなくらい晴れやかで(笑)、またあたらしく繋がった先輩との関係性に胸が熱くなった。ペットみたいだけど!www
このときの肩ぐいぐいってする振り付けがちょうかわいくて好きでした。振り付けもだけど、この時のひかるくんかわいいの、顔が(笑)。
曲が終わったあとのところ、すごい激しく肩が上下していて、さすがにきつかったよなーと。
怪我だってあったし、疲れも溜まってただろうに、出ますって言ったんだろうな。そういうところが本当に大好きなんだよなって思った。(妄想にすぎないけど)
翔太くんとぎゅーってハグしたあとに、さくまもせがんできたから(笑)、軽くハグしてた。よ、よかったね、さっくん…。
撮影現場のしーん、やっぱり最後まであの柱(笑)を見上げてて、ちいさなところの演技も忘れないところがいいなーと思いました。ひかるくんはどんな役でもきちんとその役を理解するところからはじめてる気がする。(盲目)
試合することがきまったときに、毎回いわふかでぐーたっちしてたんだけどこの日はぱわーあっぷしてた(笑)。よくさくまとやってるぱんぱんするやつをやってた。テンション上がってるなあ
じゅりに大きくなったな〜ってするところ、さくまよりでけーじゃんだかさくまよりちっちゃかったのになだかそういう小芝居をしこんでてかわいかったわあ〜(*´∀`)
じゅり、病院へ帰ろう、さあじゅり、行こう。もうこの時の声音がいちばんいちばん好きだった!ひかるくんが出す優しい声ってはんそくだ。
じゅりに肩を押されるんだけど、毎回ものすごく大袈裟にのけぞるから、なんであそこの演技だけあんなに大袈裟なんだろうってずっと思ってたんだけど、もしかしてじゅりのボクシングの才能を示唆してるんじゃないだろうか。あのときひかるくんすごくびっくりした顔するから(反抗されたことより衝撃にびっくりしてる感じの)、チャンプの弟に隠された才能だったりするのかなってちょっと思った。
そのあと、チャンプに向かってお辞儀する時の顔がすごくよく見えてうれしかった。任せてくださいっていうお辞儀なんだけど俺が行っていいのかなっていう戸惑いも透けててあああの顔ねえほんとかっこよかったなああああああ(スイッチオン
聖のジムのシーン、しゃがんだあとグローブをはずすときに、指の1本1本すごく丁寧に外していて、何だか違和感だなーと思ってみてたら、そのグローブをステージ奥に投げたあと、次の動きに入るまで、ほんの少しの間じっとグローブを見てた(ように見えた)。愛着わいてたんだろうな、と思って胸がぎゅうっとなった。
あなーきすと!両肘を直角にまげて下にぶんぶん振る時のひかるくんの苦しそうな顔がもうもうもうもうもうもう大好きで仕方なかったなーーー。この時の前に出てフットワークやるのもすごかったよねえ。あの長い足でなんであんなに軽やかにフットワーク決まるんだろうふしぎ。ひかるくんのブレイキン好きだからもっともっと見たいなあ。
リングのシーン、この日は試合が始まって割とすぐに異変に気付いてるっぽい顔をしていた。よし!って喜ぶところも、テンション上がってるっていうよりほっとしてる感じがしたかな。チャンプが負けるなんて認めたくない、認められない、って顔をしてたから、そこからの「お前これどういうことだよ!」はとてもとても秀逸な流れであった。
この時のひかるくん、すごく独りに見える。独りでチャンプを見てるみたいに見える。もうずっと最前列でチャンプの試合を自分が目指す姿を見てきたんだろうな。
チケットコント!
いつもみたいにチケット出してって言われるひかるくん。
ひ「んー、まっ、ちょっと待ってくれ」
ちょディランうめええええええええええええええええええええええwwwwwwwwwwwwwww普通にディランうまくてびっくりした(笑)、ほんと無駄なところで才能発揮しすぎである。www
ひ「あったチケット、はい」
マ「あら?これ宝塚の…チケットじゃない(笑)」
ひ「…………あれ?」
ちょっと\(^o^)/きょうラストですけど\(^o^)/千!穐!楽!で!す!け!ど!!!!
ひ「ここにもういっこ………ないな………」
マ「あなたこれ宝塚のチケットよ」
ひ「あ、じゃあさ、宝塚の行き方教えてよ」
マ「いいのあなたwwww」
よくねえよwwwwwwwwって客席ざわざわしてきたら、
ひ「じゃあちょっと宝塚行ってくる」
ってひかるくんが下手に走っていって、落とした封筒拾って帰ってきた(笑)(笑)(笑)がちで落としてたんだ(笑)(笑)(笑)
もう、もう、もう、
ほんっとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおにかわいすぎるだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(ごうきゅう)
この時点までほんっとにドリボ終わるのがつらくて受け止めきれなくて、涙でかすむからこらえるのにいっぱいいっぱいで酸欠になりそうだったんだけど、このやり取りで一気に力が抜けて楽になりました(笑)。最後の最後でひかるくんらしいひかるくんだったなって思う。そういうところまで含めて運命の神に愛されてるんだよ、きっと。
そして拾った封筒を渡すひかるくん。
ひ「もういっこチケットあった」
マ「あらこれ飛行機のチケット。行き先は…プーケット…」
そしてそのチケットを奪って、自分のチケットとふたつ並べてマダムに差し出す大我ちゃん。
ひ「ロケットのチケット…」
マ「何であんたが読むのよ!」
ちょっとひかるくんwwwwwwwwwww落ち着いてひかるくんwwwwwwwwwww
マ「ごめんなさいね、あなた(大我ちゃん)若すぎるわ。わたし、この子とプーケット行く!」
ひ「幸せにしてやるよ!」
走っていくひかるくん。
マ「うそつき!」
チケットを投げるマダム。よかったねーひかるくん!結ばれた><!!!!!とりあえず射程距離が広いことはわかったからお姉さんの相手もしてくれるかな…☆?(はいはい)
最後、ひらひら奈落に吸い込まれていったチケットの舞い方がとてもきれいでした。いろんなひとが毎日楽しみにしてたって、その言葉がほんとにほんとに嬉しかった。ひかるくんが考えなくたって進んだやり取りだけど、毎日同じだったらつまらない一場面で終わってたのに、毎日毎日ちゃんと考えてやっていったひかるくんのこと本当にすごいと思います。
AKBを例に出しちゃうけど、チャンスの順番ってあるんだよね。ひかるくんに、ようやくまわってきたチャンスの順番に、ひかるくんが全力で向かっていって、最高の形で結果が出たと思ってます。ねえもうほんとに誇らしくて仕方がないよ(´;ω;`)
鳳さんが毎日フォローしてくださったおかげで何倍も成長する自担が観られて、鳳さんには感謝の言葉しか浮かびません。
ごめんなさい嘘つきました、感謝の言葉と嫉妬しか浮かびません(…)。
ひかるくんまたそのうち雑誌でマダムとの後日談聞かせてね。はあひかるくんに若いツバメの役まわってこないかな(笑)
ろすまい。
心なしか、表情がやわらかくなっていた。プレッシャーだったんだろうなあ。帝国劇場で自分だけで喋るんだもんね。プレッシャー感じないわけがない。
このダンスが本当に本当に本当に好みぴったりでこんな理想ないってくらい好きで終わるのが本当につらかった。
特に指揮棒手にしてからの、下手に移動した後のアニメーションがほんっとーーーーに好きだった。これに関してはどう表現していいかわからないけど、わたしがずーっとこういうのが観てみたいって漠然と思い描いてたダンスに限りなく近かった。
あと、縦1列に並んだ時の、体全体で半円描いてわかれて真ん中によるところね。あのときの反らした首のラインは、あんな美しい形他にないってくらいきれいだった。しかしひかるくんってほんとうせかいいち仮面が似合う。仮面もつける人を選ぶのだな。
雑技団の後ろで踊ってる時の軍隊ダンス、腱がやわらかくないとできないよねーあのピッとまっすぐに伸びた足の形よ…。なんだあれは…。キッと上をみあげたときのくちが好きだった。ちょっとななめになってて息を殺している感じの。
チャンプチームが集まってカズヤを追うぞ!ってなるところ、ふっかに、ひとりでかっこつけてんじゃねえよって言われて、それを振り切って、
「心配すんな」
「これは俺の仕事だ」
っていったあとの、ひかるくんの背中を見たとき、こんなにみんなに囲まれてるのに、ひかるくんがびっくりするくらい独りに見えた。
リングの外でチャンプを応援してる時の、限りなく孤独に見えたときを思い出して、うまくいえないけど、ひかるくんが演技…というか舞台に立つ人として、ひとつ上のステージに行った瞬間を見たと思った。ああこのひと、ステップ踏んだ、うえにあがったって、感覚として伝わってきた。
カズヤを刺しに行くシーン、「おまえこれどういうことだよ!」もだけど、最後まで育ちの良さが隠せてなくてとてもスマートなナイフ使いだったなと(笑)。刺された後の上下する胸が痛々しくてつらかった。
ばっどどりーむ。
最後の最後までほんっとおおおおおおおおおにかっこよかったなー!この日はじめて、和也の横で踊ってる時のしんめが宮ちゃんだと気付きましたが(笑)、あのときの直角に曲がった膝もとてもとても好きだった。
えろいダンス踊るようになったよねえ。色気がないことがいちばんの課題だと思い続けてた時期もあったんだけど、軽く飛び越えたなあ。
アクロきれいにまわれてました。よかったよかった。
オロミとふぁいおーないのところで。ふぁいおーない!のあとに左右動くところとか、09滝コンのふぁいおーないを思い出していて、あのときだてさくいわふかで踊っていてそのひかるくんのところに翔太くんがいるのが不思議な感覚で。
まだあのときは1歳差って微妙に大きくて、岩本だけ合わなくて残念って他担さんからもよく言われてて悔しかったのをわたしは粘着なので(笑)よおく覚えていて。あのときはあれがいちばんだと思ってたのに、あれよりもっともっともーっとダンスうまくなったんだよな、すごいことだよなーって思って感慨深くなりました。
感慨深くなるのはまだまだ早いよねえ。まあちょっとだけね、秋だしね。
和解のしーん。
ひかるくんが、いつもと違うというか、いつもだったらほっとしたみたいに笑うところで、表情がちがくて、すごくかたい表情で笑ってて、なにかを堪えてるのがわかって、ああ、やばい、もしかして、って思ってたんだけど。
「ちょっとしたことで何もかもが狂ってしまった」
って言ったあと、人差し指で両目をまっすぐピッてぬぐった。
ああ、あふれた。って思って。
もうそこからは、とりあえず、がんばれ、あとすこし、もうすこしだよって、ずっとずっと、気持ちの中で応援することに必死だった。
そのあとのもうひとこと、
「カズヤがチャンプの名誉を守ってくれた」
ってもうこれ、涙声になってて。詰まってるのが伝わってきて。それでも、ちゃんと言えてた。あともうひとつ、って祈るみたいな気持ちになった。
そして最後のねくすとどりーむ絆ばーじょんのとき、出てきた時は目潤んでたけどちゃんと笑えてて、いつもみたいに手を上から下に降ろして、ああよかった、持ち直したって思って。最後の
「俺たちでチャンプの意志を受け継いでいきます」
っていう言葉が響いた瞬間、全部おわった、よかった、って思った。
そしてみんなの台詞が終わったあと、ダンスに入った、瞬間に、ひかるくんの顔がくずれた。
嗚咽漏らすみたいに一生懸命息を吸って吐いた後に、泣きながら踊ってた。あんな顔が見られるなんて思ってなくて心臓がぎりぎり、ってなった。
ああもう、限界まで頑張ったんだなって、キャパ超えて振り絞って頑張ってたんだってことが、伝わってたけど改めて伝わってきました。
ふっかとの肩ぶつけ合いは、一瞬だけ。
ダッシュで階段の上に上って、頂点で踊るひかるくんを見てて、ほんとうにひかるくんにこの仕事がきてよかったって心の底から思えました。ひかるくんがちゃんと結果を残したから思えたんだよ。
岩本担でいる間に、あんな顔するところ見られる日が来るなんて思ってなかった。
本当にがんばったね。よくやった。
ショータイム。
聖ソロの、ベッドにこしかけたときの上に上がる肩と肩甲骨のラインが最高に好きだったな。
MC。
カメが、千穐楽だけど、初日の気持ちって言ってて。
「おれいつもオーラスとかもそう。達成感で終わらない。まだできたのにって思う」
って言ってて。
ひかるくんはこの座長の仕事を最前列で見てきたことを、絶対糧にしてほしいと思いました。
らんふぉゆ。
いい顔してた。ほんっとにいい顔してた。それしかいえなくて申し訳ないけど(笑)。
カーテンコール。
ぎりぎりまで上を見て、最後の一瞬まで毅然と上を向いて、何かを噛み締めるみたいに下唇に力が入っていて、キッ、と視線を向けた後、振り切るみたいにあたまを振り下ろしたひかるくんの、あの背中はずっとずーっと覚えてると思います。
きっと最後に残るのは背中だろうなと、ずっと前から思ってたけど、やっぱり思った最後でした。










わたしは07の滝翼ツアーや08のPZみたいに、ひかるくん自身が大切な思い出として大事にしてる仕事に間に合ってこなくて、それがずっと自分の中でひっかかってました。土台もなくふわふわ浮いたまま好きって言ってるみたいで。軽薄な気がして。
好きになってからたくさんの仕事を見てきて、どれもこれも楽しかったけど、心の底から満足がいく仕事って、ひかるくんにとって転機になるような仕事ってずーっと出会えてなくて、わたしにはもうそんな仕事に出会える時はこないのかなって思ってました。
やっと、胸を張って今ひかるくんにできる全てをぶつけたしごとが見られた。
結局のところ、ひかるくんの幸せが私の幸せなんです。いま楽しければいいとかいま笑えたら良いとかそういうのでももちろん楽しい。後に残らなくたっていい。それでいいならいい。でも、それよりもっともっと、未来のひかるくんを幸せにするものがあるっていうことが、これ以上ない幸福に繋がってるんだなって改めて思いました。
頑張ったことが必ずしも評価される世界じゃない。
自分の方が踊れるのに、自分の方が上手く喋れるのに、そういうもどかしい気持ちとかたくさん経験してきて、モチベーションが上がらないことだっていっぱいあったと思うんです。
それでも諦めずに手を伸ばしてきたひかるくんのこと本当にすごいなって改めて思いました。
初日観たときから、もう全然、全然ちがう、ひかるくんが全然ちがうって思いました。こんなひかるくんを待ってたんだって、諦めなくてよかったって。
革命もクリエも全然満足できてなかったよ。歌舞伎はすごくよかったけど、でもまだだって思ってた。だってもっとできるはずだって信じて疑ってなかったから。妥協して、これでもたのしいからいーやって自分で決着つけられたら楽だったけど、それは私が信じてる岩本ひかるの価値を下げることだと思ったからできなかった。
あんな顔させてしまうくらい打ち込んだものっていうのがすごく伝わってきてて。このひとのこと信じてきてよかったって心から思いました。
何だかすごく、自分にとってもいい転機になったなと思います。
今まで満足できてない自分が嫌でしんどくてつらい思いしながら見てることも多かったけど、わたしはもっと、ひかるくんを好きでいることを楽しんでもいいんじゃないかと思えるようになりました。
まだまだもっと上のものを見せてくれるって信じてます。これからのひかるくんも楽しみにしてるよ。
真っすぐ前を見つめてごらん、その言葉の先を、ずっとずっと見せてください。
本当におつかれさまでした。幸せな時間をありがとう。
楽しかったです。