2/28 五右衛門ロック3 大千秋楽@大阪オリックス劇場

おわりました。



まだお疲れ様もありがとうも言いたくない、って、お疲れ様とありがとうを次にとっておける明日がほしい、って、ざんざん足掻いたけど、終わりました。
薄れて行く前に感想を書きたいのですが何から書けばいいかな。まあ、つらつらと。相変わらず心九郎様の話ばかりしてます。
最初に出てきた瞬間の心九郎様が、誇張なしで言うけど今まで7公演観た中でいっちばん美しかった…!気持ちすべてが結晶化して煌めきに変わったみたい。本当に綺麗だったなあ。
心九郎様のアイメイク、この日は右目だけちょっと薄いように見えたんだけど影の問題かな?後半汗でメイク流れ落ちた顔のほうが断然好きだったので最初からメイク薄くて興奮した(^o^)
最初の方から何度か目を大きく見開く瞬間があって、このひとはこういう風に感情が昂るのかあと思って見てました。ひとつひとつの場面でこみ上げるものがあるのか、あの大きな目がこぼれそうなくらいまぶたが上がるのをよく見た気がします。
毎回ジパングパンクの殺陣がすごく好きだったんですが、この日は下手に移動して跳びながら斬ったあと客席の方を向いて不敵に笑うところが本当に輝いてた…あんな爽快な場面であの顔はずるい。
序盤で好きだったのは、春来尼とのやり取りのあとぷんすかする小林小女に対して手のひらを出して「まあまあ」って口を動かした心九郎様の優しさに満ちた微笑みと、あとはごはん食べるときにたくあんが取れなくて苦戦してた心九郎様wwwwwそんな小芝居wwww前からやってたっけwwww初めて見たwwwww
いつも心九郎様はごはんにありつけてないよな〜って思って見てたんだけど(わたしが見たのが7公演しかないので他の日で食べてたらあれだけど)、この日はちゃんと白米をちょっと食べて、そのあとにたくあんつまんで、たくあんは基本お膳にくっついてるからwww取れない?!って( ・ั﹏・ั)←この 顔で苦戦してる心九郎様しぬほどかわいかったよおおおおおおおおおおおおおおおろろろ\(^o^)/心九郎様、たくあんのことは諦めて下さい!(小林小女さんぼいすで)
てか最後にようやく心九郎様がごはん食べてくれて嬉しいです。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。
真実はここにあるはいつもよりすごくいっぱい笑ってたなあ。ほんとにかわいかった。お銀ちゃんに催涙スプレーぷしゅーってやられたあとずっとおめめごっしごししてる心九郎様ぴゃあああああ\(^o^)/かわいいの境地\(^o^)/
この日は公演中は絶対泣かないって決めて行ったんだけど、このあと運は自分の手で掴め!が始まるときにお銀ちゃんが千秋楽!って叫んだ瞬間がいちばん涙腺直撃されてすっごい堪えた。胸がいっぱいでじたばたしたかった。不意打ちずるい!
あと慶次郎さんがやっぱりすごい弾けてたな〜って観てて思ったんだけど、とってつけたように倒れたシャルルに「おい!さっきまでステップ踏んでたじゃないか!69回ステップ踏んでたじゃないか!」がわろたwww最後だねえ。
シャルルが歌うところが次の涙腺直撃ポイントだった…。それはシャルルっていうキャラクターに対する愛着もあるし、シャルルがこの作品が愛せるものであることの象徴であるっていう事実もあるし、浦井さんのシャルルが素晴らしかったのもあるし、何かいろいろが混ざり合って一気にぐわっと感情が膨らんで息ができなくなりそうだった。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。
浦井さんはさすが最初の歌以外は声が途切れるところもなかったけど、さすがに歌い上げるところはちょっときつそうだったかなあ。ゆっくり喉休めてください。
三本杉の下で、出てきたお箸を指でなぞったあとその指を舐める心九郎様は毎回みるたびにはあはあするけど、今回そのあとに何回もうえーって顔したあとおくちもごもごさせてんのがむううううううううううううっちゃかわいかったああああああああああああああそんなの舐めたらお腹壊しますおやめください心九郎様。・°°・(>_<)・°°・。
首を傾げる心九郎様の後ろでお銀ちゃんが心九郎様の肩揉んでたら、後ろから小林小女がお銀ちゃんにカンチョーしてぴゃーーーーって逃げていってwwwwwwお銀ちゃんがこら!って追いかけてるのも気失いそうなくらいかわいかったんだが\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
この日、五右衛門と一緒に謎を解いた時の心九郎様の顔がすっごくぱああって輝いてたのも見ててすごく嬉しかったなあ。心九郎様が独りじゃないって思える瞬間は嬉しい。
二幕、さすがに声が限界な時も結構あったんだけど、その掠れた声が尚更、自分の理性と焦りの間で自分を見失ってる心九郎様にすごく合ってたなあと思いました。銃を我らに!で歌い上げる時とか、ほとんど出なかった時もあったんだけど、それでも表情は威圧感を保ってたしそのアンバランスさがこっちの胸を打ったというか、その時間がいちばん心九郎様が生きてる時間だなあって。
一幕と二幕どちらが本当の心九郎様かなんて、どちらも本当の心九郎様だったと思うんだけど(あれは自分の理想であって誤魔化しだったって心九郎様はいうけれど、それは心九郎様が己の内部に後ろめたさがあったからであって全てが演じていたわけでも仮面だったわけでもないと思う)、でも必死で生きてたのは二幕の方だったから。己の役割を全うするために全身が疲弊してもそこに立ってた三浦くんっていう人と、自らの夢を野望を語りつつ民の幸せに尽力した心九郎様っていう人が、重なった瞬間だったと思う。
とかそういうのをたくさん感じて心臓がぎゅうってなって切なくて仕方がなかったんだけど、シャルルのところにアンヌからの手紙が届くシーンで、アンヌの映像がwwwwwwトラブル起こしてwwwwwアンヌが喋ってても声が途切れて聞こえなくて、映像のアンヌが喋ったあとに声が流れるっていう現象が起こって観客みんな堪えきれずに笑っちゃってこれどうしよう?みたいな空気になったんだけど、アンヌからの手紙が終わったあと古田さんが
いっこく堂みたいになってたな」
ってシャルルにwwwwwwwwwwwwwwわろたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwそのとおりですwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
これで一気に何か、気構えてた気持ちがすっごい楽になったんだよね〜。いつもどおりでいいんだ、って。だって古田さんが、三浦くんが、優ちゃんが、どれだけいつもより頑張ってようが、五右衛門は、心九郎様は、お銀ちゃんは今日もいつもどおり生きてるんだから。
この日は、探偵と盗人の時にいつも以上に感情が昂ってる感じがしたなあ。ああ、泣くかも、って思いながら見てた。これから迫りくるものの大きさに怯む、心九郎様が止まれるか止まれないか選ぶ最初の決断。怯える小さな子どもみたいな目をしていた。すごく頼りなくて、愛しい存在だと思った。
あとはやっぱり秀吉に討たれるところだな〜〜〜汗が目に入っただけかもしれないけど、泣いてたよ、ね。ああこんなふうに泣くんだなあって思った。好きになった時からずうっとみうらくんの瞳には朝と夜があるって思ってたけど、夕焼けもあるんだなと思った。泣かないって決めてたけど、無理だったー。あんなにきらきらと零れ落ちる感情の結晶を目の当たりにしたらなすすべもないわ。
お銀ちゃんが、吟味もなしかよ、あんまりだってわめく時に目を大きく見開いて驚いてる心九郎様がずっと大好きで。この時も大きく見開いた目は何を映してるんだろうって思いながら見てた。たぶん初めて、他人が命をかけて自分を守ってくれた。自分が生きることを心から望んでくれた人の存在は、心九郎様にどう映ってたんだろう。
討たれる時に瞑られた目からはもう負の感情はなくて、くっきりと縁取られた瞼の下に透明な水の筋が光って、ああほんとうに、ほんとうに、この役を演じるみうらくんに出会えてよかったと、心から思った。
縄が解かれて、びっくりしてる心九郎様がほんとうに今産まれたみたいでかわいかったなあ。百姓だったワシはあの時死んだんじゃ、って語った秀吉と同じものをあの心九郎様に感じたのは、何の因果だろうね。
そして最後の名乗りの!時が!!!!もうほんっとおおおおおにかっこよかった、かっこよかった…としか言えん、かっこよかった…。頭も切れるが体もキレる、のところが最高に気持ちよかったのは言うまでもないけど、しんくろー!って言った時の表情がねえ、ほんとにキラキラしてた。かっこよかった。
今回、ありがたいことに心九郎様が世界は変わるを歌う通路が目の前っていう席で入ったのですが。
現れた心九郎様が、近くの扉から出てきた筈なのに、何千マイルも歩いてきたような足取りで。本当に、何も映してないみたいな目をしていて。目標、理想、野望、意地、自分を動かしていたもの全てを失って、刀も捨てて、いちど折れたひとが、もうそのまま砂になって消えてしまいそうに儚くて、でも何か大きな力が彼を立たせてるようなそんな感じがした。
ちょうど私の前を通る時が歌い始めの位置だったんだけど、息を吸い込む音が聞こえて、そこから少しずつ、すこしずつ、足を踏み出すたびに心九郎様が生き始めるのがすごく、なんだろう、神秘的な光景でした。人がひとり死ぬ瞬間と、産まれる瞬間の、2つを同時に見せてもらった感じがした。
い、や、あ、しかし…うつくしかっ、美しかった…なんっだあれ…あまりにも美しくて、すごく怖かった…。生きてないみたいに綺麗だった…。
汗とか耳とかはえぎわとか(…)目に焼き付けたかったんだけど何も考えられなかったわ、破壊的に綺麗だった、あの時間じぶんが呼吸をしていた記憶がない。
ということでこれ以降の記憶がま〜〜〜ほとんどないのですが\(^o^)/まじ出てきた瞬間の心九郎様にぜんっっっぶ持っていかれたあんな美しい人間が生きてていいのか怖すぎるホラー\(^o^)/
船で旅立つ心九郎様の憑き物が落ちたみたいな晴れやかな顔が本当にきらきらしてて、ずっとわーわーわーわーって思ってました。わーわーわー。自分の中から完全に語彙が消え去った。寂しいも嬉しいも幸せも臨界点を超えるとわーしか言わないんだなと思った。
最後のジパパン、ステージ上もほんとおおおおに楽しそうだったんだけど、客席がカテコの前なのに我慢できずに総立ちになったのにぞくぞくした。あんなスタオベ初めて経験した。忘れられない。
それを見て、一瞬びっくりしたあと、感極まったみたいに恍惚のカオになった三浦くんのカオを観たら、あのひとが頑張る理由の全てがここにあるんだなあと思えて、あのひとが心と体と力を全て尽くす、その理由のひとつになれていることがたまらなく幸せだと思いました。
そして最後に最後にカテコのあとのごえろくめどれー!もう細かく書くのが嫌になるくらい三浦くんがずううううううううううううううううううっと楽しそうだった!!!楽しそうだった!!!!!
いっぱい飛び跳ねて、両手広げてぴょこぴょこ飛んだり、まろさんと頭ぶんぶん振ったり、いっぱい振り切れてて心から楽しそうだった。よく幸せの縮図って言い方をするけど、あれは幸せそのものだったなあ。
捌ける時に、心九郎様がふっと解けて三浦春馬に戻るところがすっごくすっごく好き。ありがとうございましたって、深く頭を下げて、いなくなる最後の瞬間まで客席に手を振り続けるところが、1秒残さず好きだなーって思えるところ。
何回目のカテコかな?もう忘れたけど(笑)、新感線名物おせんべい配り!わたしは小林小女さんにもらいました♡心九郎様を育て上げた小林さんにいただけるなんて嬉しい嬉しい。もったいなくてまだ食べてないんだけどおせんべいの賞味期限っていつかね…?
みうらくんは早々に投げ終わっちゃっていろんなところ見上げてにこにこ手振ったり走り回ってて、そしたら優ちゃんが自分の手持ちいくつかみうらくんにあげててちょううううううかわいかった(*´∀`*)!空っぽの袋持ってばたばた走ってるみうらくん(バカかわいかった…)のところ行って、こそこそ喋りながらいくつか渡して、ふたりでにやーって笑ってるのがほんっとおおおおおおおおおおおに\(^o^)/かわいくて\(^o^)/いたずらっこ心九郎様とお銀ちゃん\(^o^)/好き\(^o^)/
でもみうらくんそのもらったやつも一気に投げ終わってたね…wかわいいw
そして最後にもう一度、みんなで拍手して終了!特にカテコで改まって挨拶はなかったけど、捌けていくみうらくんを見てたら、ああ明日からも心九郎様はどこかで生きてるんだな、船酔いしないかな、何らかの形で刀は持つことになるのかな、とかいろいろ考えてそういう時間がとても幸せでした。
終わったあと、ロビーに出てアンケートを書いてたらハガネ太郎さん出てきて、罰ゲームとしてパンイチでwwwwwwジパングパンツ売らされててwwwwwwwwwwwwwwwwwこういう終わり方を選ぶ劇団なんだな素晴らしいなと思いました。てか前にごえろくシリーズのこと調べてる時に観たんだけどたしか前作は森山未來が同じことやってたんだよね?wwさすがにみうらくんはやらないんですねぱんいちのみうらくんなんて…いや観たいふつうに。
パンツを買うお金はなかったのでw しばらく和やかに見守ったあと外に出たら、公園に人だかりができていて多分でまちの人たちなんだけどすごい数で、ほんとにクリエ埋まるくらいの人数で(笑)、劇場の中にいた人たちのほうがそりゃ圧倒的に多かったんだけど、改めて、たくさんの人たちに愛された舞台だったんだなあと思いました。わたしは劇場を見つめるだけ見つめたあと誰かが出てくる前に帰りました。自分がそこから去ると決めるまでにだいぶ時間がかかったけど、決めたらもう振り返らなくて済んだからやっぱりマチネが千穐楽だとありがたいね。
うん、3ヶ月、本当にお疲れ様でした。最高の日々をありがとう。観客としてその場にいることができた公演すべて、かけがえのない宝物になりました。
楽しかったです。

webはくしゅ!






出発の準備をしながら、行きの新幹線に揺られながら、本町から歩きながら、本当によく泣いたけれど、最後は泣かずに終わることができました。終わらせてくれました。
終わったあと、顔の筋肉がぶるぶる震えてることに気付いて、こわばった顔で観てたんだろうなあと呆れたら笑えました。
夜行バスに乗って、背もたれに体を預けてぼんやりしていたらずうっと頬が濡れ続けてるのに気づきました。泣いてないのに涙って流れるんだなあと考えながら、止め方がわからなかったので放っておくことにしました。
こんなに寂しいって思えるものに出会えたんだな、と思う瞬間は、寂しさより幸せが勝ってたなあと思います。
狭く縮小していくばかりだった私の世界は三浦くんを知った時から一気に開きました。新感線が三浦くんと出会って、三浦くんが心九郎様と出会って、その心九郎様に私が出会って、目に映したいと思える世界が一気に広がって行きました。外側なんて見たくない、ひとつしか見たくない、そうじゃないと保てない、自信がない、耳をふさいでしまいそうだった中で、三浦くんを見て、世界にはもっともっと素晴らしい人がいるってことを教えてもらいました。
三浦春馬くんのことはぼんびーめんではじめた観た時にかわいいなーと思ってそれなりにずっと好きな俳優ではあったんだけど、そつのない演技をする人、いつみてもカワイイだけの人、っていうイメージがあって、言い方悪いけど面白みのない人だとも思ってて、そんな昔の自分を心からバカだと思う。
思うけど、自分の愚かさをひとつ知った瞬間ってほんとにキモチイイ。最高に爽快。だって新しいものを知ったんだから。
教えてくれたのはみうらくんです。
こんな風に、舞台に立つために生きてる人が、生きるために舞台に立ってる人がいたんだなあ。生まれて初めて、チケットをかき集めていろんな人に配りたい、この三浦春馬をいろんな人に見てほしいって思えた舞台でした。
これまで長く活躍してきた人に私が言えることも抱ける感慨もないけれど、でもこういう感情と出会えたことを心から感謝してる。
この舞台を経ても三浦くんは三浦くんのまま全力で全てを担っていくのみなんだろうけれど、外側に与えた影響力は計り知れないと思う。きっと環境が変わっていくよ、世界は変わると君が歌うのだから。
うん。これからの三浦くんも楽しみです。

金テープもばっちり取れたよー♡通常公演の金テも持ってるんだけどクオリティ違いすぎて笑ったw